ワンピースの世界の成り立ちは、アダムとイヴの創世記がモチーフになっているのではないかという考察を過去に書きました。
その時には、イム様やDの一族について、本当にこれがヒントとなって描かれているんじゃないかと思ったほどでしたのでチェックしてみてください。
世界の創造について調べていくうちに、ルフィは神に抵抗する悪魔なのかもしれないと思えてきたんですよね。
ここでは、ルフィは堕天使・ルシファーが着想のヒントだったのではないかという考察をしてみました。
ルフィは悪魔がモチーフ?ワンピースの世界と創世記
ルフィのモチーフは、悪魔とも呼ばれた堕天使ルシファーのことではないかと思うんですよね。
名前もどことなく似ていますし、悪魔の実も世界観としてはマッチしている感がありますし。
冒頭に貼ったリンク記事でも書いていますが、アダムとイヴは食べてはいけないと言われていた木の実を食べてしまいエデンの園を追われました。
その実は、イヴがアダムに勧めて2人とも食べたのですが、イヴに勧めたのがヘビに姿を変えたルシファーだったという話もあるんです。
そのストーリーがワンピースに照らし合わせることができ、ソックリなんですよね。
気になる方は上に貼ったリンク記事を読んでみてください。
ルシファーが堕天使になった理由
ルシファーは、堕天使のリーダーでサタンの別名になります。
もともとは天使でしたが、神に抵抗して堕天使となったのです。
ルシファーの読み方として、他にルキフェル、ルーキフェル、ルチフェル、ルシフェル、ルチーフェロなとがあり、いずれもルフィに似ていますよね。
天使たちのなかでも美しい大天使だったルシファーは、創造主の神の思想に同調できずに堕天使となったとされています。
なぜ堕天使になったのかには諸説ありますが、神がルシファーに対して、分身とも言えるアダムに拝礼しろと命令したのだそう。
しかし、その命令に背いたために神の怒りを買ってしまい追放されたと言われています。
つまり、神は自分が頂点とする世界を望み、刃向かう者は消し去る思想を持ち、堕天使は平等な世界を望んでいたということになるんですよね。
これって、まさに世界政府とルフィの考え方そのものなのでは!?
神に抵抗する堕天使ルシファーとルフィの共通点
世界政府・イム様・五老星・天竜人=神=絶対的な統制の思想
ルフィ・Dの一族=悪魔=自由・平等の思想
このような図式が浮かび上がりますが、それだけではありません。
ルシファーは、ラテン語なのですがその意味がまさにルフィを表しているといっても過言ではないんです。
・明けの明星
・光をもたらす者
・光+運ぶ
ルフィは意図しているわけではないと思われますが、世界の夜明けをやってのける存在であることは間違いありません。
悪魔というイメージは完全な悪という印象ですが、ワンピースの世界では神=悪となっているので、ルフィが悪魔であっても不思議ではないでしょう。
また、「キリスト教綱要」ではクリスチャンを「神の子」とし、対してクリスチャンでない人たちは「悪魔の子」と呼ばれているのだとか。
前者を世界政府側と仮定すると、Dの一族や革命軍などは後者になるのでしょう。
お気づきかもしれませんが、「悪魔の子」と言えばまさにロビンの異名です。
出身であるオハラは、世界政府の謎を解き明かした神の敵であり、その生き残りのロビンが悪魔の子と言われるようになったのでしょう。
前からロビンの異名には違和感があったのですが、これを知ったときに納得しました。
ということで、ルフィのモチーフは悪魔、堕天使ルシファーなのでは!?という考察でした。