クイーンが扱う疫災(エキサイト)弾には、今のところ「ミイラ」「氷鬼」と2つの種類が登場しています。
ウイルスの入った弾を打ち込めば、そのうち伝染していくので自分は戦わずして相手の戦力を削れます。
そう考えると、戦いにおいては有効な戦略ですがどう考えても非人道的・・・現実世界の新型コロナと時期が被っているのも気になります・・・。
ここでは、疫災(エキサイト)弾「ミイラ」「氷鬼」の症状についてまとめてみました。
疫災弾「ミイラ」の症状
疫災弾「ミイラ」は、兎丼でルフィや囚人たちを制圧するために使われました。
ダイフゴーが撃ち込んだ拳銃から発せられたものと、ババヌキがゾウの鼻から撃とうとした疫災弾200発分の「疫災散弾(エキサイトショット)」があります。
結局、ルフィがババヌキのゾウの鼻を結んだことで自爆し、囚人たちが兎丼を制圧、チョッパーが抗体を見つけることで事態は収まりました。
「ミイラ」の症状は、撃たれた場所にドクロのようなアザができ体が熱くなります。
さらに焼けるような全身の痛み、噴き出す血液、苦しみ続けのたうち回り、干からびて腐った植物のようになってしまいます。
厄介なのは、接触感染するため、撃たれなかった人も症状が出た人に触っただけで伝染してしまうこと。
とはいえ、抗体を見つければ治すことができるという弱点があるので、クイーンもちょっと甘い気がしますね。
疫災弾「氷鬼」の症状
クイーンの最高傑作「氷鬼」は、撃ち込まれると凍った鬼のような姿になり凶暴化するウイルス。
チョッパーもかかってしまいどうなることかと思いましたが、病気の詳細を解明していましたね。
氷鬼のウイルスは「体を冷やすガス」と融合することでできるといいます。
火で温めればウイルスの増幅は抑えられることが分かり、抗体はチョッパーが全員分作ると宣言。
温めれば防げるって最高傑作と言っている割には「ミイラ」よりも弱点があるじゃん・・・。
クイーンは武器やウイルスを作るのが得意のようですが、本格的に毒ガスなどを研究していたシーザーの足元にも及ばないのかもしれませんね。
なぜウイルスを出した?
「ミイラ」も「氷鬼」も、それほど話が長く続かずあっけなく終息しました。
これって出す意味あったのかと疑問ですが、クイーンのクズっぷりを描くために必要だったのでしょうかね!?
その分だけクイーンの強敵感が薄まっているような気がしますが・・・。
2020年は新型コロナウイルスが蔓延し、現実の世界ともリンクします。
あえて入れ込んできたのかと思われがちですが、2019年にはミイラを出しているので関係ないでしょう。
過去にも、東日本大震災の時期とずれているにもかかわらず、白ひげの津波攻撃が話題にあったこともありましたしね。
尾田さんが、ストーリーに出したということは何か意味があるということなので、後々繋がってくるのかもしれません。
例えば、ベガパンクやシーザーと同じ機関で学んだ技術だったり、噂されている誰かの父親だったり・・・。
チョッパーの活躍
「ミイラ」ではチョッパーが抗体を自力で見つけ、「氷鬼」ではアプーが持ってい抗体を使い全員分作ると宣言しています。
クイーンのウイルス攻撃は、チョッパーの活躍を描きたかった感じでしょうかね!?
兎丼では、チョッパーがルフィを叱り、ルフィが謝っているシーンがありました。
ルフィ自身も自覚している「ひとりでは海賊王になれない」ということを、チョッパーの成長とともに見せてくれているんでしょう。
その時のやりとりが、何だかわざとらしかった気がしたんですよね。
触るなよ
すぐに抗体を見つけるから!!「効かねェ」なんて強がって
隠れてりゃ世話ねェよ!!
苦しいだろ!?
ウイルス何で後先考えねェんだ!!
おれに謝れ!!(第950話:兵どもが夢)
これは明らかに、麦わらの一味にはチョッパーが必要だということを改めて言いたかったシーンですよね。
ただ、チョッパーが自分から言っちゃったので、押しつけがましい感が出てしまったのかもしれません。
「氷鬼」のときは、ゾロがアプーから奪った抗体をチョッパーに渡し、その場を任せています。
これも、チョッパーが信頼されているということが強調されたシーンでした。
ということで奇病「ミイラ」と「氷鬼」についてお伝えしましたが、結局チョッパーの必要性とクイーンのクズっぷりを表現するためのウイルスだったということなのではないでしょうか。
シーザーの時もそうでしたが、胸くそ悪い攻撃をする敵は思いっきりぶん殴られるのでスカッとするシーンが見られることでしょう。
クイーンさん、お気を付けて!!