世界会議(レヴェリー)編で突然登場した謎の人物イム様。
今まで最高権力者だと思われていた五老星よりも、さらに上の立場であることが分かってきました。
しかし、出演時間も短く多くの謎を残したまま、ワノ国編へと戻ってしまいました。
イム様の正体とやりたいこと、五老星との関係や能力について考察していきます。
イム様の正体
イム様について、今までに登場した人物、もしくは誰かの関係者などと多くの方に考察されてきました。
性別に関しても、実は女性キャラなのではないかとも言われ、ルフィの母親だと考察している人も見受けられます。
もちろんどれも可能性はあると思いますが、イム様の正体はまったくの新キャラだと感じています。
モチーフは仏教を開いたお釈迦様=仏陀(ブッダ)で、名前はイム=仏から来ているのでしょう。
宗教のニオイがプンプンしてきてしまうのでどうかと思ってしまいますが、世界を自分の思想一色に染めたいのかなと。
↓新たに、イム様について考察しましたが、マジでこれなんじゃないかという考察になっていると思います。
イム様がやりたいこと
イム様はいったい何をやりたいのか・・・先ほども述べたとおり、自分の思想で世界を支配したいのではないでしょうか。
自分を頂点とした世界を作るために、何でも言うことを聞く世界を目指し、空白の100年の間に完成させようと考えたわけです。
しかし、その考えに疑問を持つ国が多くいたために、一国ずつ潰していったのでしょう。
世界のほとんどを潰した後、配下についた20人の王(後にネフェルタリ家が裏切る)を使って、最後まで抵抗していたある巨大な王国を襲い消滅に成功。
そこに暮らしていたDの一族は何とか生き延びていたことで、Dの一族が持つ何にも支配されない自由な思想を危険視しているのです。
↓の記事では、世界政府が行った悪事の全てについて考察しています。
仏教から見る五老星との関係
イム様と五老星は主従関係として描かれていますが、これも仏教と深い関わりがあると思われます。
ブッダが仏教を開く前に父の命令でバラモン教の苦行を行う旅に出ていますが、そこに5人の沙門と呼ばれる警護を付けているんです。
後に五比丘(ゴビク)と呼ばれるブッダの最初の弟子となる人物たちです。
苦行を行っているうちに、悟りを得るためには苦行は真実の道ではないとして、6人でバラモン教をやめてしまいます。
その後、一度はブッダを軽蔑して5人は離れますが、ブッダが5人を説き伏せることに成功し、さらなる修行の後に仏教を作ります。
イム様がブッダをモチーフにしているのであれば、五老星との関係も納得できませんか?
五老星の名前が発覚した時、以下と似ているのかどうか注目です。
・コンダンニャ
・アッサジ
・マハーナーマン
・バッディヤ
・ヴァシュフ
イム様の6つのチート能力
イム様には、千里眼の能力など6つの能力がある、チートキャラなのではないかと考察しています。
眼がミホークや象主(ズニーシャ)と似ていることでも話題となっていますよね。
では、なぜチート能力を持っていると考えているのかというと、それはミホークのビブルカード図鑑にヒントがあります。
ミホークの構想段階では「鷹の目」ではなく、「千里眼」と書かれているんです。
ミホークの眼のデザインは、もともと千里眼を使うキャラだったからだったのではないか。
結局は使わなかった能力だったので、同じ眼を描くことでイム様に転用したと推察します。
(とはいえ、千里眼はヴィオラで使っているんですけどね・・・)
イム様は、千里眼の能力を使って、危険な人物を世界政府を利用して次々と消しているのではないでしょうか。
ちなみに、仏教には六神通と呼ばれる力があり、イム様はこれらをマスターしているのではないかと思うんです。
・神足通・・・自在に行き来でき姿も変えられる、飛行、水面歩行、壁歩き、すり抜け
・天耳通・・・世界の全ての声や音を聞ける
・他心通・・・心の中を読み取る
・宿命通・・・過去の出来事や前世を知る
・天眼通・・・過去、現在、未来のすべてを見通す
・漏尽通・・・生まれ変わることはないと知る力
ちょっと六式にも通じるところがありますが、これらを駆使して危険人物を見つけているのでは?
ルフィ、黒ひげ、しらほしにも危険を感じているものの、まだ大丈夫だろうと感じ、真相に近づきつつあるネフェルタリ家を先に始末しようと考えたわけです。
五老星は、イム様の思想に説き伏せられているので忠実に命令を守っているんでしょうね。