ワンピースの世界では、そのキャラクターを表す「肩書き」や「異名」が付けられることが多くあります。
例えば、ルフィであれば「麦わら」、ゾロであれば「海賊狩り」、サンジであれば「黒足」などなど。
基本的には、身につけているものや見た目、過去の行いなどから付けられています。
しかし、ワノ国に登場するキャラは、異名の意味が謎の人もけっこういるんですよね。
ということで、光月家側の勢力の肩書き・異名をまとめてみました。
赤鞘九人男・光月家側の肩書き・異名
まずはワノ国編でカイドウと戦う、光月家側のメンバー一覧を見てみましょう。
名前 | 肩書き | 異名 |
---|---|---|
光月モモの助 | 九里大名跡取り | |
光月日和 | モモの助の妹 | |
錦えもん | 光月家家臣 赤鞘九人男 |
狐火 |
傳ジロー | 別名「居眠り狂死郎」 | |
菊の丞 | 残雪 | |
雷ぞう | 霧 | |
アシュラ童子 | 別名「酒天丸」 | |
イヌアラシ | 昼の王 | |
ネコマムシ | 夜の王 | |
河松 | 河童 横綱 |
|
(黒炭カン十郎) | 夕立ち | |
イゾウ | 元光月家家臣 元白ひげ海賊団16番隊隊長 |
|
マルコ | 元白ひげ海賊団1番隊隊長 | 不死鳥 |
しのぶ | 光月家家臣 | 悩殺くの一 男殺しのしのぶ |
地武えもん | 元希美の旗本 | |
ヒョウ五郎 | ヤクザの大親分 | 花 |
大マサ | 元兎丼のヤクザの親分 | 血文字 |
綱ゴロー | 元白舞のヤクザの親分 | 破れ笠 |
お蝶 | 元鈴後のヤクザの親分 | 夕顔 |
弥太っぺ | 元希美のヤクザの親分 | 蛇の目 |
霜月康イエ | 元白舞の大名 | ハリネズミ |
おトコ | 康イエの娘 | |
オニ丸 | 霜月牛マルの相棒 | 別名「牛鬼丸」 |
お玉 | 飛徹の弟子 | |
狛ちよ | お玉の狛犬 | |
ひひ丸 | お玉の狒々 | |
天狗山飛徹 | 刀鍛冶 | |
お鶴 | おこばれ町の茶屋の店主 | |
たぶ八郎 | ||
クロ沢 | ||
カゲロウ | ||
右近 | ||
火太夫 | ||
紋ジロウ | ||
十字ロウ |
康イエは最終決戦の前に亡くなってしまいましたが、これが主な光月家と関わりのある戦力になります。
日和、おトコちゃん、飛徹、お鶴さんなんかも絡んでくる可能性はあるので、一応載せてみました。
赤鞘九人男の異名
赤鞘九人男のなかで異名があるのは以下のメンバー。
・菊の丞=残雪の菊の丞
・雷ぞう=霧の雷ぞう
・カン十郎=夕立ちカン十郎
イヌネコはゾウでの異名で、アシュラ童子と傳ジローは別名、河松は「自称河童」ですし相撲が強いので納得の異名です。
が、上記リストの4人は、ちょっと謎が多かったりします。
特に下3人はいずれも天気と関係しているのも何か意味があるんでしょうかね!?
しかも、この4人は20年後に飛ばされたメンツという共通点もあるんですよね。
狐火の錦えもん
狐火とは、各地に伝説として残る怪談話に出てくる怪火のことを指すことが多く、「狐の嫁入り」に関連づけられています。
一説では、結婚式の時に嫁は提灯行列に向かい入れられるというのが習わしで、怪火がその時のたいまつの様子に似ているからなんだとか。
狐の嫁入りとは、嫁入りっぽい様子が見えるのに実際には嫁入りしていないことを、人を化かす狐と結びつけて付けられた言葉という説があります。
また、遠くから見ると灯りが見えるが、近づくと見えなくなり、狐に化かされたという説もあるといいます。
だからといって、錦えもんが人を化かす「裏切り者」ではないのですが・・・。
狐の嫁入りは、天気雨のことを言うこともあるので、錦えもんの心情を示しているようにも感じますね。
普段はエロいおっさんで明るいイメージでしたが、実際には暗い過去を持ちスッキリしない心持ちだったんでしょうし・・・。
残雪の菊の丞
お菊に残雪の感じは全くないですが、この異名はいつからついているんでしょうかね?
カイドウを討ち、おでんの本懐を遂げるという使命があるので、残雪はまだやり残したことがあるという意味なのかな!?
鬼ヶ島決戦に勝ったとき、異名の残雪は溶けて呼ばれなくなる展開か・・・。
左腕を失った時点で、そもそも命も危険になっているのですが・・・。
霧の雷ぞう
雷ぞうは忍者なので、霧がかかったように視界から消えて行動できるのが唯一の霧っぽさ。
霧もスッキリしない気持ちを表現しているということなのでしょうかね!?
カイドウを討ち取ることで、霧が晴れるということ!?
夕立ちカン十郎
カン十郎は結果的に裏切り者だったわけですが、「夕立ち=狐の嫁入り=裏切り者」という仮設は前から言われていた考察になります。
でもこれだと、錦えもんも「狐の嫁入り」じゃんってなっちゃうんですよね。
夕立ちに触れられたのは、モモの助を連れ去ったときの技名くらいなもの。
墨で雲を作り出し、するどい矢のようなものを降らせる「浮世夕立ち絵図」が、雨を降らせる夕立ちに似ています。
実際の夕立ちは、夕方に豪雨を降らせたりヒョウや突風を伴うこともある自然現象。
ただし、長く続くものではないのでカン十郎も裏切りをやめて、さらに光月家側に寝返るってこと!?
って、生きていればの話ですが・・・。
ということで、赤鞘4人の異名についての感想を述べてみましたが、どれも「スッキリしない天気」で統一されている印象です。
ワノ国を夜明けに導く、モモの助やルフィによって、ワノ国に関わる人たちの心は晴れることを祈るばかりです。