過去800年間で唯一ラフテルにたどり着いたロジャー海賊団と、それに挑んでいる麦わらの一味。
ロジャーとガープに滅ぼされたロックス海賊団と、同じ思想を持っているティーチ。
ルフィとティーチはそれぞれ「光」と「闇」のDの意志を受け継いでいると思われます。
どんな考えを持っているのか、改めて見てみましょう。
Dの一族のロジャーとロックスの考え方の違い
Dの一族は、以下の10人の存在が確認されています。
そんななかでも対照的に描かれているのがルフィとティーチ。
そして、ロジャーとロックスもまったく相容れない考え方を持っていました。
モンキー・D・ルフィ |
モンキー・D・ドラゴン |
モンキー・D・ガープ |
ゴール・D・ロジャー |
ポートガス・D・エース |
ポートガス・D・ルージュ |
マーシャル・D・ティーチ |
ハグワール・D・サウロ |
トラファルガー・D・ワーテル・ロー |
ロックス・D・ジーベック |
ロジャーの野望
ロジャーは今でこそ海賊王と呼ばれていますが、特に「海賊王」になりたがっていたわけではありません。
最後の島にたどり着いたら「世界一」という認識はあったようですが、ただ誰も到達したことがない島に行きたかったのでしょう。
それよりも、その先の夢が本当にやりたかったことのようですしね。
それこそが、おでんが度肝を抜かれたことであり、ルフィの「夢の果て」と同じ内容だと思われます。
“莫大な財宝”が噂される「最後の島」に
政府が「行くな」つってんだお宝の噂も真実みが増す!!
辿り着けば名実共に
おれ達は世界一の海賊団だ!!!そうさ!!
そしたらおれはよ・・・・・・・・・!!(第966話:ロジャーと白ひげ)
堅気に手を出すことを禁じていたことからも、力で支配しようとうる考えはまったくなかったと思われます。
むしろ、ルフィと同じように自由な奴こそが海の覇者だと考えていたのでしょう。
レイリーは、ルフィが言った「この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」という言葉に思い当たるかのような表情を浮かべていましたしね。
ロックスの野望
ロックスに関する情報は少ないですが、センゴクが海兵たちに語ってくれています。
船長のロックスの野望は「世界の王」
ーまるでテロ組織の様に
世界政府に牙を剥き政府によってもみ消された事件が多い事が一つ
(第957話:ULTIMATE)
さらに、
ーかつてロックスという野心家が
“世界の王”を目指し・・・世界の禁忌(タブー)に触れすぎた為に
「ロックス海賊団」に関する情報は今に残らずーただ我々世代の一部の海兵の
記憶の中に眠っているだけだ・・・!!(第957話:ULTIMATE)
世界に君臨している天竜人を潰したかったからゴッドバレーを襲撃したのでしょうね。
戦力を拡大するために、海賊達をハチノスでスカウトしてロックス海賊団を結成。
力でねじ伏せることで「世界の王」になれると信じていたと思われ、その考えを踏襲しているのが当時の見習いだったカイドウだと思われます。
ビッグ・マムと同盟を組んで、世界を獲ろうとしているのはまさにロックスの意志を継いでいる感じがしますよね。
ルフィと黒ひげに受け継がれる意志
ルフィはまさにロジャーと同じような自由な海賊を目指しています。
ロジャーからの「受け継がれる意志」であり、自由こそが「Dの意志」に関わり世界政府にとって脅威の思想なのでしょう。
一方で、ロックスと同じ考えを持つのが黒ひげティーチ。
インペルダウンで戦力を拡大し、世界で暴挙を繰り返すことで海賊王を目指しています。
拠点にしている海賊島「ハチノス」は、かつてロックス海賊団が結成された島ですしね。
ロジャーやルフィの思想が世界を夜明けに導く「光」だとすると、ロックスやティーチはまさに「闇」の思想。
ロジャーの前には、もちろんジョイボーイがいて、それを受け継いでこそ「Dの意志」なのでしょうね。
ジョイボーイ
→ゴール・D・ロジャー
→シャンクス
→モンキー・D・ルフィ
ロックス・D・ジーベック
→カイドウ
→マーシャル・D・ティーチ
それぞれ、間にシャンクスとカイドウがいますが、2人とも名前にDを持たないので正統に受け継ぐ人物ではなかったということでしょう。
シャンクスにおいては、わざとルフィに受け継げるように誘導している感はありますが。
そもそも、世界を夜明けに導き、世界政府の脅威となれるのはDの一族。
カイドウやビッグ・マムがどれだけ頑張っても、ラフテルには行けるかもしれませんが、その先にはたどり着くことはできないんですよねきっと。
力での支配では人が付いてきませんし、古代文字が読めるロビンも、ポセイドンのしらほしも協力するはずないですしね。
ロジャーやルフィのように人を惹きつける持って生まれた能力があってこその海賊王なのでしょう。