ワンピースの物語の中でも最大の謎のひとつである「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の正体。
他の人が同じ考察をしているかどうか分かりませんが、その正体はラフテルそのものなのではないかと考えています。
この考察は、他の謎も合わせて考える必要があるので、若干長くなってしまいました。
もちろん、完全な妄想なので広い心で読んでいただければと思います。
ひとつなぎの大秘宝の正体は「ラフテル」
ズバリ、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の正体は「ラフテル」そのものだと考えています。
つまり、最後の島「ラフテル」自体が全て黄金でできている1つの巨大な金の塊なのではないかということですね。
ロジャー海賊団が初めてたどり着いたものの、とんだ笑い話だとして「ラフテル」という名前を付けています。
こんな巨大なもの誰も手に入れることができないだろ!って笑ったのではないでしょうか。
一枚岩ならぬ巨大な一枚金の島だったため「ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれるようになったと考えています。
さらに、ポーネグリフを順に繋いでいくことで到達できる島という意味も込められているのではないでしょうか。
そこには最後のポーネグリフである本当の「リオ・ポーネグリフ」があり、以下のことが全て書かれていたら世界政府が隠したいのもうなずけます。
・”Dの一族”とは
・「古代兵器」とは
これらはおでんが全てを知り、日記に書いていた内容ですね。
だからラフテルにたどり着かせないために、世界政府や海軍は冒険を好む海賊を捉えるようになったのではないでしょうか。
ロジャーの言葉
ロジャーは処刑される時に「この世の全てをそこに置いてきた」と語っています。
つまり、お宝はロジャー海賊団が手に入れたことになったけど、巨大すぎて移動することができないためそこに置いておくしかなかったということなのでは!?
この世の全てとは、ラフテル自体の黄金+世界政府が作り出した今の世の中の成り立ちなどの歴史に関する真実について。
世界政府が悪事を重ねてできあがった世界というのが世間にバレれば、政府が悪と見なされ現状の秩序を保つことは難しくなります。
この真実が世の中に広がれば、まさに世界がひっくり返るほどの衝撃が駆け巡りますよね。
だから、政府のトップたちは何としても隠したいのです。
仕掛け人はジョイボーイ
ラフテルやポーネグリフを作り上げたのはジョイボーイだと考えています。
世界政府を後に作り上げる20人の王(実際は19人の王)たちによって滅ぼされたことが濃厚な「ある巨大な王国」。
そこで暮らしていたDの一族だったジョイボーイは何とか生き残り、真実を暴いてくれることを期待して未来に託すことを決意。
それこそが「Dの意志」であり、最初にロジャーが近づき、今度はルフィが「受け継がれる意志」として暴いてくれるのではないでしょうか。
ロジャーに足りなかったもの
ロジャーはラフテルにたどり着いたものの、少し時期が早かったということが判明しました。
当時のロジャー海賊団に足りなかったものは、ポセイドンこと人魚姫の存在です。
ポセイドンは海王類を自由に動かし兵器にもなりますが、ポセイドンの力があれば巨大な黄金の塊も移動することができたはず。
しかし、ロジャーは動かすことができず、そこに置いて帰るしかなかったということになります。
ちなみに、ジョイボーイの時代にはポセイドンの力をもつ人魚姫がいたので自由に移動させることができたと思われます。
また、後述する古代兵器を揃えることができなかったために、世界をひっくり返すことができなかったと推察します。
ジョイボーイを救ったネフェルタリ家
20人の王たちが襲ってきた際に、力で国を滅ぼそうとする考えに異を唱えたのがネフェルタリ家。
そこでネフェルタリ家が一部のDの民を逃がすのに尽力したのでは!?
逃げたDの一族は別の島で生き延び、ネフェルタリ家とは友好関係を築きます。
その島こそが今のワノ国であり、世界から狙われるのを避けるために鎖国をすることにしたわけです。
ジョイボーイが初代の光月
逃げた島で、名前を変えていつか現れるDの意志を持った誰かを待つことを決意。
リーダー格のジョイボーイは光月と名前を変え、ほかのメンツは、天月、風月、霜月、雨月に変更。
真実を暴いて世界を元に戻してほしいという願いを込めて、世界各地にポーネグリフを点在させることを計画します。
ジョイボーイが世界中を巡り、信用できる国にポーネグリフを置いてもらい、ひとつなぎに辿ってもらうことで真実に近づいていく仕掛けをしておいたとします。
また、Dの一族がワノ国だけに固まると血筋が絶えることも考えられるので、保険として各地にも子孫を残し、それが今のDの名を持つ者たちに繋がってきます。
その中でジョイボーイと同じ素質をたまたま持って生まれたのがロジャーやルフィであり、直系がおでん、モモの助だったというわけ。
ちなみに、天月家のトキは800年前の時代からやってきたわけで、ジョイボーイたちの本懐が遂げられているのかを見届けに来たと考えられます。
そして、念のために光月家の血が途切れないように、光月家に嫁ぐのが目的だったのでしょう。
Dの意志
Dの意志とは、ある巨大な王国に住んでいた人たちの想いそのものなのでしょう。
種族や地位なんか関係なく、誰もが自由で楽しく過ごせる世界。
もしかしたら、魚人族も巨人族もみんな一緒に暮らしていたかもしれません。
さらに、この国には悪魔の実のなる樹があり、黄金郷もあったかもしれません。
しかし、海外では権力や財力にしがみつく歪んだ考えを持つ者が現れてしまい、我も我もと王国が狙われることに。
後に世界政府となる王族たちは、自由を重視する考えはいつか自分たちに牙をむくだろうと危険視し、滅ばせてしまおうと考えたのでしょう。
ワノ国は単純に「和の国」ではなく、自由や仲間との繋がりを取り戻したいとの考えから「輪の国」なのかなと。
魚人族は海底に移住
ロードポーネグリフを政府から見つけにくくするため、魚人族には海底に移住してもらうことにしたのでは!?
いつか必ずまた地上に呼び戻すから、それまで我慢してくれと約束。
その時のために子供からお年寄りまで、全ての魚人や人魚を運べるノアを作って待っていてほしい、と。
しかし、人魚姫が生きている間に世界政府を倒すことができず、地上に移住させる約束を守れなかったためポーネグリフの謝罪となったのでしょう。
時間が経ち、魚人たちは自分たちが海底にいる理由を、地上の人間たちのせいだという思いに変わり、地上を避け嫌っているのです。
象主(ズニーシャ)の罪
象主(ズニーシャ)はある罪のせいで、歩き続けることを命令されています。
これもジョイボーイが命令したことで、ロードポーネグリフとミンク族を政府から守るために場所を分からなくさせる作戦。
象主はある巨大な王国の近くで暮らし、いざという時にはミンク族とお互いの国を守る約束をしていたと思うんです。
もしくは、麦わらの一味が毒ガスから救ったように、ジョイボーイたちもかつてミンク族のピンチを救ったのかもしれません。
しかし、象主は王国やDの一族を守れなかった自身に罪悪感を覚えてしまったのではないでしょうか。
もしかしたら、19人の王たちにはめられて王国を襲ってしまったのかもしれません。
罪の意識を持ってしまった象主に対し見かねたジョイボーイが、気にしなくていいから、Dの意志を受け継いだ者たちが現れるまでミンク族とロードポーネグリフを守ってくれと任務を与えたのでは!?
そして、ジョイボーイの子孫であるモモの助とルフィが同時に現れます。
ルフィではなくモモの助が命令できたのも、ジョイボーイの血がより濃いためだったのでしょう。
空白の100年
空白の100年とは、20人の王たちが都合の悪い国を滅ぼした期間で、約800年前に仕上げとして巨大な王国を滅ぼしたという誰にも知られたくない100年間のこと。
海を4つとグランドラインに分け、世界を自由に行き来しにくくさせ真実を暴かれないようにしたのでは!?
巨大な王国から奪った悪魔の実の樹から能力者を多く生み出し、覚醒させてレッドラインやカームベルトを形成。
レッドラインはマグマグによる大陸の隆起、カームベルトはナギナギでしょうか。
ほか、ゴロゴロによるライジン島、アプーが空中を走ったのはスケスケ、空に浮いていった島はズシズシorフワフワによる覚醒。
島同士が磁気で繋がれているのはジキジキの能力・・・などなど。
さらに、天候や季節が複雑なのも、冒険しにくくするために世界政府がやったことなのではないだろうか。
世界政府が行ってきた100年の悪事を、ジョイボーイの一族は目の当たりにしていたためラフテルにあるリオ・ポーネグリフに全ての真実を書き残したのでは!?
レッドラインとグランドラインで区切られる前の海のことこそがオールブルーということなのでしょう。
古代兵器(プルトン)
古代兵器はプルトン、ポセイドン、ウラヌスの3つですが、これらはいつかくる世界政府との戦いのためのものでもありますが、本当の目的は元の世界に戻すためのもの。
プルトンは、赤い土の大陸(レッドライン)に風穴を空けてぶっ壊すため。
ラブーンがレッドラインに頭をぶつけていたのは、本来はなかった壁だというのを本能的に知っているので反対側に行きたがっていたのではないでしょうか。
使い方を間違えれば戦闘用の兵器にもなるため、設計図は書いたものの作らなかったと予想されます。
見つかりにくい魚人島に住むトムの祖先が保管することとなり、途中で何度か書き直したかもしれませんがトムの弟子・フランキーまで引き継がれてきました。
ビブルカード図鑑のトムの構想スケッチには「戦艦は造らない」と書いてあるので、トムの一族はずっとこの考えを守ってきたことが伺えます。
本編でも書かれているとおり、誰かが他の古代兵器を戦いに使った時のみ抵抗するためにプルトンを造ることとしたのでしょう。
3つの古代兵器の情報は信頼できる場所にそれぞれ隠し、ロジャーやルフィのように万物の声を聞ける力を持ち、ポーネグリフを読める仲間がいる人にしか分からないようにします。
特に信頼できるネフェルタリ家には、プルトン(設計図)の隠し場所を書いたポーネグリフを守ってもらったのです。
古代兵器(ポセイドン・ウラヌス)
ポセイドンは、海王類を操ることで圧倒的な力を戦闘にも使えますが、これも信頼できるシャンドラ(現・スカイピア)にありかを書き残しています。
シャンドラも「ある巨大な王国」も、もともとは月の民が降り立ち、作り上げた国だと思っています。
ポセイドンの本来の用途としての予想は、海王類に暴れ回ってもらうことでカームベルトを壊してグランドラインとの区切りをなくすためのもの。
ウラヌスは存在自体まだ判明していませんが、天の神ということもあり、空島に関係しているのかと思います。
天候を操ることで強大な戦力になると同時に、複雑な季節や天候を穏やかにさせて誰もが暮らしやすい世界にすることができるのでは!?
ということであれば空島のウェザリアが怪しく、ナミが教わった技術のなかにウラヌスを呼び起こす鍵があると予想しています。
もしくは、かつてのゴロゴロの実の能力者が造った巨大な空飛ぶ船(マクシムの巨大版)とかかもしれませんが・・・。
古代兵器はいずれも戦闘用の兵器としても使用できますが、本来は元のオールブルーに戻すのが目的なのではないでしょうか。
レッドラインもカームベルトも複雑な天候も、全て壊して平穏な以前の海に戻すための兵器・・・。
プルトン・・・赤い土の大陸をぶっ壊す
ポセイドン・・・カームベルトを無くす
ウラヌス・・・天候をあやつり季節を平穏にする
誰もが自由に行き来でき、平穏に楽しく暮らせる世の中・・これが本当の「ひとつなぎの大秘宝」なのでは!?
尾田さんは、ワンピースは実際に存在すると明言しているので、ラフテルの黄金の島がお宝で、最後のリオ・ポーネグリフに書かれている内容がDの一族の本懐。
と、いうことでワンピースの根幹に関わる謎について考察しましたが、尾田さんは予想のはるか上の答えを出してきてくれるでしょうし、むしろハズレることを期待しています。