ルフィが海賊を目指すきっかけとなったシャンクスは、麦わら帽子をルフィに預けたことで「麦わらのルフィ」が誕生しました。
もともと、麦わら帽子はロジャーからシャンクスに引き継がれていたもので、ストーリー上も大きな意味を持っていると思われます。
では、なぜ麦わら帽子を預けたのでしょうか?
実は、預けるところからロジャー海賊団の計画だったのではないか・・・その理由について考察していきます。
シャンクスが麦わら帽子をルフィに預けた理由
シャンクスは、ルフィに未来を託すという想いとともに麦わら帽子を預けています。
なぜルフィに注目したのかというと、何かしらロジャーと同じことを言ったからなのでしょう。
シャンクスは、ラフテルに行かなかったものの、ロジャーに質問をして泣いていました。
ということは、ラフテルで知った真実をシャンクスも聞いていると考えることができます。
↓でも書いていますが、ラフテルで「空白の100年」「Dの一族」「古代兵器」などの秘密を知り、ロジャーができなかったことをやれるのはコイツだと悟ったのではないでしょうか。
魚人島でシャーリーが言っていたポセイドンがいる時代となり、いよいよ世界をひっくり返せる人が出てくると知っていたためルフィに目を付けたのでしょう。
※第1017話でゴムゴムの実が重要なアイテムだということがほのめかされましたが、ルフィが食べちゃったからルフィに託さざるを得なかったのかもしれませんね。
ロジャー海賊団の計画だった!?
シャンクスがルフィに麦わら帽子を預けたのは、ロジャー海賊団の総意であり計画だったと考えます。
ロジャー海賊団が解散した際に、ロジャーは先に船を降りましたが、その後に話し合いが持たれたとします。
その中で、ロジャー海賊団が成し遂げられなかった「世界をひっくり返す人物」を見つけ協力することを決めたのではないでしょうか。
そう考えれば、シャンクスがルフィにロジャーと同じニオイを感じて未来を託したのにも納得できます。
麦わら帽子は、その役割を果たす人物だという目印で、クロッカスやレイリーに対するシャンクスからのメッセージだったのでしょう。
麦わら帽子を被った奴が来たら、そいつが目的の人物だから協力してくれという・・・。
4つの海からグランドラインに入るリヴァース・マウンテンにクロッカスが居続けたのにも意味があったというわけです。
クロッカスはロジャー海賊団に入る前から双子岬にいたわけですが、ちょうど都合が良かったということになりますね。
また、新世界に入る直前はレイリーが担当し、魚人島へ行くためのサポートをしています。
重要なポイントでロジャー海賊団のメンツが出てきたのは最初から決まっていたということなのでは!?
さらに、重要なワノ国にも本来ならおでんがいるはずでしたし、おでんは開国することが求められていました。
今後、ルフィ達が立ち寄る重要な島にスコッパー・ギャバンが出てきて、その時にロジャー海賊団にあった巨大な卵の正体を明らかにしてくれたら興奮ものなんですが・・・。
東の海(フーシャ村)にいた理由
では、なぜシャンクスは東の海のフーシャ村にいたのか。
まず考えられるのは、本当はエースの様子を見ておきたかったからということ。
ロジャーの息子であれば、期待せずにはいられないでしょうし、成長するまでフーシャ村にいるつもりだったのでは!?
ガープの故郷ということもあり、身近にDを持つ子供が2人(エースとルフィ)いることを知っていたので優先的に見に来ていたと考えることができますしね。
しかし、エースを確認する前に幼いルフィが現れたことで、エースではなくルフィにロジャーの面影を感じ、エースに未来を託す理由がなくなってしまったということなのではないでしょうか。
なので、これ以上滞在する必要もなくなり、理由をつけて出航したのでしょう。
ルフィを船に乗せなかったのも、しらほしがまだ幼いため、一緒に行っても意味がないと知っていたからということ。
おでんがトキに止められた「ム」の言葉
おでんは、ロジャーと一緒に世界の全てを知ったうちの一人です。
過去編で、トキと話をしている時に、何かを言おうとしたら手で口を押さえられてしまいました。
「ム」といったところで、話はうやむやになってしまいましたが、トキが過去から来た理由とも関係しているようでした。
おそらく、「麦わら帽子を被った未来のジョイボーイがワノ国にやってくる」ということで、それまでに開国する必要があるということだったと考えられます。
その行く末を確認しに来たのがトキであり、開国されていないことや世界をひっくり返していないことに対してトキが心の中で言っていた「未来に飛べば誰かがやってくれるって思ってた」に繋がってくるのでしょうね。
ということで、シャンクスがルフィに麦わら帽子を預けたのは、全てロジャー海賊団の計画だったという考察でした。
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